tag:blogger.com,1999:blog-8450071703701982220.post8322371282904038001..comments2023-03-06T22:31:59.960+09:00Comments on Space of ishtarist: 松尾匡氏による書評:『人権の経済システムへ』ishtaristhttp://www.blogger.com/profile/11141828318936186594noreply@blogger.comBlogger11125tag:blogger.com,1999:blog-8450071703701982220.post-9039416080091197662017-11-18T21:17:09.468+09:002017-11-18T21:17:09.468+09:00 松尾先生、お答えいただきありがとうございます。
「マネーサプライを増加させても人々が貨幣のまま... 松尾先生、お答えいただきありがとうございます。<br /><br /> 「マネーサプライを増加させても人々が貨幣のままためこめば物価は上がらない」「貨幣を増やさなければ金利が上がる」という事はマイルドな物価上昇を狙うなら、金利を下げるための金融緩和と民間部門に支出を促すような積極財政、アンカーとしてのインフレターゲットという洗練されたケインズ政策が必要ですね。実川将太noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-8450071703701982220.post-56993757642450822522017-11-17T19:45:22.367+09:002017-11-17T19:45:22.367+09:00実川さま
ご質問いただきましてありがとうございます。お書き込みに気づかず返事が遅れましてすみませ...実川さま<br /><br /> ご質問いただきましてありがとうございます。お書き込みに気づかず返事が遅れましてすみませんでした。<br /><br /> 物価は、結局は、財やサービスの全般的な需給関係で動くものです。貨幣を増やしたとき、増えた貨幣が財やサービスの全般的な需要に向かえば物価は上がりますし、貨幣のままためこまれるなら物価は上がらないという、それだけのことだと思います。<br /><br /> 賃金はすべての財やサービスのコストですので、賃金が上がれば、元の価格のままでは採算のとれない企業は生産できなくなって、供給が減ります。力のある大企業は、上がったコストに望みの利潤を上乗せした価格をつけても売れるところまで、供給を減らします。だからさしあたり、全般的に需要に比較して供給が減って、物価が上がります。<br /> さらに、上がった賃金が大衆の需要になり、あるいは創出された貨幣が大衆の購買力になれば、経済全体に生産拡大の余地があるならば、引き続きマイルドな価格上昇で生産が増大することになります。<br /><br /> ただ、生産性が上昇して、賃金が上がってもコストが上がらず、元の価格のままで十分な利益が得られるならば、必ずしも物価は上がらないでしょう。(生産性上昇が大きいならば、総需要が十分増えなければ、かえって物価が下がるかもしれません。)<br /><br /> また、増えた賃金が消費需要の増加にまわり、大衆の消費財の価格が上がって、その生産が増えていく一方で、利潤が減るために、設備投資財などの需要が減ってその価格が下がるということがあるかもしれません。この場合には、価格が上がる財と下がる財があるので、一般物価は上がるとは言えません。(これは労働者にとって望ましい分配の変化と言えるので、物価が上がらないからダメだとは言い切れません。)<br /><br /> 賃金上昇の結果、物価が上がった場合も、同じことをするプロジェクトへの投資資金の金額が上がりますので、実質設備投資を減らさないなら、貸付の金額は増えるので、いずれにせよ貨幣は増えないといけません。<br /> 中央銀行がそれを望まないならば、設備投資がその分断念されるところまで金利が上がることになります。この場合は貸付は増えないので貨幣は増えないわけです。松尾匡https://www.blogger.com/profile/12529924768617676022noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-8450071703701982220.post-57773719006479028552017-11-09T20:23:10.451+09:002017-11-09T20:23:10.451+09:00松尾先生に質問です。
〈逆です。賃金が上がればインフレになりますよ。貨幣を増やしてもインフレにはな...松尾先生に質問です。<br /><br />〈逆です。賃金が上がればインフレになりますよ。貨幣を増やしてもインフレにはなりません。〉(馬。 @ishtarist 午前1:54・2017年11月8日)と件のご本の先生がツイッターでご発言していたのですが、貨幣を増やしてもインフレにならないというのは本当ですか。また、貨幣を増やさずに最賃引き上げの前提である金利引き下げを実現する方法はありますか。<br /><br />ご多忙のところ誠に恐縮ですがお答えいただければ幸いです。実川将太noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-8450071703701982220.post-66339839325400980662017-11-02T17:10:20.078+09:002017-11-02T17:10:20.078+09:00ishtaristさま
このたびは、ご新著お送りいただきまして、誠にありがとうございました。大変意...ishtaristさま<br /> このたびは、ご新著お送りいただきまして、誠にありがとうございました。大変意義深い本が無事世に出されましたこと、およろこびもうしあげます。たくさんの人に手にとってもらえることを望んでいます。<br /><br /> 拙評、ブログでおとりあげいただきましたことも、ありがとうございます。光栄に思い、深く感謝いたします。<br /> ところが、私の表現の拙さのために、ご本の内容について誤解を受けかねないこととなっておりまして、大変心苦しく思います。ご厚意が裏目にでることになり、もうしわけありません。<br /> 私自身は誤読で叩かれることには慣れておりますのでいいのですが、ご本の内容について貴ブログ読者のみなさんに誤解が広がることは、ご迷惑なことと思い、たいへん恐縮ですので、以下、貴ブログ読者のみなさんに説明をさせていただきますことを、お許しください。<br /><br /> 拙評中、「供給サイドばかり見る左右の経済政策が、事態の悪化を促進させているとされていて」とあるのは、このご本のご議論を私が要約したものですが、もとより、著者のishtaristさんが、共産党や社民党のことに(否定的にも肯定的にも)言及しているわけでは全くありません。著者が直接批判なさっているのは、上野千鶴子さんや井手英策さんや民進党の「みんなで痛みを分かち合って衰退を受け入れる」路線です。<br /> このことは、拙評をお読みいただけたら、文脈上ご理解いただけるものと思いましたが、まだまだ文章力が未熟であったと恥じ入るかぎりです。読者のみなさんにはどうか誤解のないようにお願いいたします。<br /><br /> 右派論客の中にも、総需要拡大派は安倍さんの熱心な支持者はじめ、数多くいることは誰もが周知のことと思いますが、にもかかわらず、「供給サイドばかり見る左右の経済政策」と表現することには、文脈上何も矛盾はないと思います。同様に左派の中に総需要拡大があったとしても、もとよりここで批判している対象には入っていないことをご理解いただきたいと思います。「デミグラスのオムライスはおいしくない」と言ったからといって、オムライスがすべてデミグラスになってしまっていることを述べているわけではないのと同じです。<br /><br /><br /> もちろん、経済衰退不可避論の論調は、共産党や社民党の支持者、活動家の中にも、リーダー層の中にも、少なからず広がっているのは間違いないことだと思います。それは実際に経済政策を打ち出す際に、派手な景気拡大策を前面に打ち出すこと——それは有権者の支持を安倍自民党から奪うための鍵だと思います——に対する制約になってきたように思います。<br /> それゆえ、ひとり民進党のみならず、広く「左右」と表現して、このような論調が左派陣営内で力を弱めるように批判を進め、左派政党が今よりもずっと総需要拡大政策を前面に押し出すよう促すことは、必要なことと思っております。<br /> このご本も拙評も、こうした立場からの議論であることをご理解ください。松尾匡https://www.blogger.com/profile/12529924768617676022noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-8450071703701982220.post-87923018956223973722017-10-31T21:11:33.513+09:002017-10-31T21:11:33.513+09:00 共産党が批判をしているのはマイナス金利だけではありません。
『2017総選挙/各分野の政策 15... 共産党が批判をしているのはマイナス金利だけではありません。<br /> 『2017総選挙/各分野の政策 15金融』では国債の金利低下や買いオペも批判しています。<br /> 金融政策=金利政策+公開市場操作ですから、共産党は日銀の緩和策すべてを批判しているのです。<br /> 社民党も『衆議院総選挙公約2017』で貨幣供給量増大と買いオペを批判しています。<br /> 総需要拡大という事で考えれば、やはり共産党と社民党は選択肢になりません。実川将太noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-8450071703701982220.post-86477771461487677082017-10-31T10:50:13.363+09:002017-10-31T10:50:13.363+09:00異次元緩和(マイナス金利)を見直すということと、金融緩和しないということとは全く違います。異常な条件...異次元緩和(マイナス金利)を見直すということと、金融緩和しないということとは全く違います。異常な条件の緩和だから「異次元」緩和というのであって、通常の緩和条件はいろいろあるのです。そういう誤った言葉で政策を語る人は安倍首相同様、信用できませんね。Anonymousnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-8450071703701982220.post-61530863501599188262017-10-30T20:12:05.754+09:002017-10-30T20:12:05.754+09:00 異次元緩和の見直しこそ金融タカ派の所作ではないですか。
マンデルフレミングモデルで考えますと金融... 異次元緩和の見直しこそ金融タカ派の所作ではないですか。<br /> マンデルフレミングモデルで考えますと金融緩和無き財政政策=金利上昇+輸出減ですので総需要拡大に反します。<br /> やはり共産党や社民党は選択肢になりません。実川将太noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-8450071703701982220.post-90194688252122365472017-10-30T14:48:24.102+09:002017-10-30T14:48:24.102+09:00また野党の金融政策に同意できなかたっとしても、それは
>供給サイドばかり見る左右の経済政策
とはまっ...また野党の金融政策に同意できなかたっとしても、それは<br />>供給サイドばかり見る左右の経済政策<br />とはまったく意味が違います。<br />こんなほとんどデマゴーグのような言葉遣いをしていては、松尾さんは自ら信頼をドブに捨てているようなものです。Anonymousnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-8450071703701982220.post-37270463790395855242017-10-30T14:28:59.929+09:002017-10-30T14:28:59.929+09:00実川さん
たとえば共産党は異次元緩和(マイナス金利)の見直しについて言っていますが、これはスティグリ...実川さん<br />たとえば共産党は異次元緩和(マイナス金利)の見直しについて言っていますが、これはスティグリッツ教授らの見解と変わらず、金融タカ派とはいえません。<br />このように、実際の政策を見ずに藁人形を叩くような行為をするから、松尾氏の言動は信用されないのです。Anonymousnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-8450071703701982220.post-85800843921705880092017-10-29T20:06:41.850+09:002017-10-29T20:06:41.850+09:00 「共産党 社民党 金融政策」で検索すればわかりますが共産党と社民党は金融タカ派です。
総需要拡大... 「共産党 社民党 金融政策」で検索すればわかりますが共産党と社民党は金融タカ派です。<br /> 総需要拡大政策=拡張的財政政策(減税、政府支出増大)+拡張的金融政策(金利下げ、貨幣供給量増大)なので金融タカ派の政党は選択肢になりません。<br /><br />実川将太noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-8450071703701982220.post-23429456759134896072017-10-29T18:17:32.761+09:002017-10-29T18:17:32.761+09:00松尾氏は
>供給サイドばかり見る左右の経済政策
などと書いていますが、本当に各党の政策を見ているので...松尾氏は<br />>供給サイドばかり見る左右の経済政策<br />などと書いていますが、本当に各党の政策を見ているのでしょうか?<br />共産党や社民党は最低賃金の上昇や労働環境の改善はとっくに主張していますよね。Anonymousnoreply@blogger.com