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2013年11月26日火曜日

東京電力原発事故、その恐るべき健康被害の全貌 ―Googleトレンドは嘘をつかない― ②データ編

 

理論編のおさらい

東京電力原発事故で、あらゆる健康被害が爆発的に増加しつつある。このデータを本稿でお見せいたしますが、その前に「理論編」のおさらいをしておきます。

●東京の放射能汚染は、「放射線管理区域」相当の汚染状況である。

●広島・長崎やチェルノブイリなどの過去の例からいって、被曝による健康被害の典型は癌ではなく、倦怠感・心不全・膀胱炎・ホルモン異常・免疫低下など、全身の多様な慢性疾患であること。

●「科学的にいって放射能は安全である」という議論の元となっているICRPは、論理によってデータを排除し、残ったデータで理論を強化する「神話」の「循環構造」を構成している事。

●東京電力原発事故の主たる放射性降下物は、セシウムを含む不溶性合金の放射性物質微粒子(ホットパーティクル)であることが実証されたこと。

●人工放射性物質と自然放射性物質の唯一の違いは、ホットパーティクルを構成しうるか否かであること。

●ホットパーティクルとよばれる人工放射性物質の微粒子のリスクを、ICRPの体系が過小評価していること。

●バイスタンダー効果など最新の生物学の知見によって、ホットパーティクル(放射性物質微粒子)の危険性が明らかになりつつあること。

上のことで、これからお見せするデータが、充分な理論的バックグラウンドでもって、予測・理解可能なことを示したつもりです。「科学的にいってこれは放射能のせいではありえない」という批判をしたい方は、ぜひ「理論編」を読んだ上で、批判を試みてください。

 

なお、本稿のデータ・本文は、引用・転載自由です。全文転載は、非商用に限り認めます。このデータと手法が、私の手を離れてできる限り拡散することを望んでおります。

2012年1月14日土曜日

「震災復興講演会 ~がれき受け入れの意義と問題点」のお知らせ

イベントの告知がまわってきたので、お知らせしておきます。

震災復興講演会~がれき受け入れの意義と問題点

1月21日13時30分から16時まで、兵庫県三田市フラワータウン市民センターホールで講演会会が開催されます。フラワータウン市民センターは、神戸電鉄フラワータウン駅を降りてすぐです。http://www.city.sanda.lg.jp/community/flowertown.html

 

講師

元京都大学理学部教授(理論物 物理学)山田耕作先生
元京都薬科大学教授(分子細胞 生物学) 大和田幸嗣先生

内容


1.放射性物質で汚染されたがれき処理の意義と問題点
「第二のフクシマ」を起こさない ために
がれき付着の放射性物質が受け 入れ地区に与えるだろう汚染
(希釈拡散の問題として)につ いて
2 .チェルノブイリ原発事故25年の 健康被害の実態から学ぶ
がれきに付着してくる放射性物 質が地域住民へ与える健康被害 の可能性(放射線被害の危険性 )について
3.質疑応答

主催は「未来工房」です。

ご興味あるかた、ふるってのご参加をよろしくお願いします。

2011年6月25日土曜日

2011年3月20日、隠蔽された3号機格納容器内爆発

 

はじめに

12日1号機の水素爆発、14日の3号機における水素爆発、15日2号機のサプレッションチェンバー爆発。これら相次ぐ事故によって、福島第一原発から今まで放出されてきた放射性物質の大部分は15日までに放出されてきたものであるかのように東電・政府は発表しています。

ところが、もっとも重要な放射能汚染は3月21日に起きていることは、あまり一般には知られていません。その汚染源が3月20日-21日にかけての3号機格納容器内爆発であること、それを東電・政府は当然知りながら、隠蔽していること―これがほぼ「事実」であると断定できるだけの判断材料がすでに揃いました。

ちなみに、こうした結論の大部分は、実のところ、以前に私が、3/24までに出したものです。それについてはTwitterで当時連続ツイートして、その成果をTogetterにまとめました(http://togetter.com/li/115299)。ただし、このとき私は、気象に関する知識とデータがなかったため、絶対的な確信を得るまでには至りませんでした。

最近になって、他のブログで、気象方面からのアプローチで、まったく同じ結論を出している人が複数出てきました。また最近になって、東電が修正データを発表したため、再臨界の可能性を含めて再検討できるようになり、また東電による印象操作にかんしてもより詳細に論じることができるようになり、こうして新たにブログに記事をアップする次第です。

 

以下、論証が極めて長いので、概要として、結論だけ箇条書きで記しておきます。

  • 3/21に関東地方を襲ったフォールアウトは、大気圏核実験が全盛期だった過去50年間の同地域の総量に匹敵する莫大なものであった。
  • この放射性物質は、よく言われるように、3/15までに福島第一原発から放出された放射性物質が雨によって落ちてきたものでは決してなく、直前に放出されたものである。
  • その汚染源は明らかに3号機であり、おそらく福島第一原発最大の事故であった。
  • パラメータを分析すると、3号機では、3/20-21に圧力容器設計圧力を大幅に超える圧力が記録され、また格納容器内の爆発的事象によって圧力容器・格納容器とも大破したことが明らかである。
  • その事故は再臨界を伴う可能性が否定できない。
  • この異常事態を受けて、放射性物質の放出を防ぐために、1000トンを超える放水が行われた。
  • 3/21に行われた海水サンプリング調査・土壌採取などは、3号機格納容器内爆発という事態を受けたものである。
  • 3/21の3号機原子炉建屋から出た煙は、原子炉が破損した物理的な帰結であるが、東電は当然それを認めることができない。
  • 東電・政府はこうした最悪の事態を知りながら隠蔽している。
  • 東電は、こうした事態を隠匿するため、データの間引きや悪質な印象操作をいくつも行っている痕跡がある。